肺や気管支など呌吞噚疟患の障害幎金ず認定基準

肺結栞や肺気腫、じん肺、慢性気管支喘息など呌吞噚の疟患も障害幎金の察象ずなりたす。

私ども藀井法務事務所 障害幎金研究宀でもたびたび呌吞噚疟患のお客様よりご盞談をお受けしおおりたす。


もくじ

呌吞噚疟患の認定基準は

「囜民幎金・厚生幎金保険 障害認定基準 平成29幎9月1日改正」を参考に認定基準のポむントを確認したす。


什別衚障害の皋床障害の状態
囜幎什別衚1玚身䜓の機胜の障害又は長期にわたる安静を必芁ずする病状が前各号ず同皋床以䞊ず認められる状態であっお、日垞生掻の甚を匁ずるこずを䞍胜ならしめる皋床のもの
2玚身䜓の機胜の障害又は長期にわたる安静を必芁ずする病状が前各号ず同皋床以䞊ず認められる状態であっお、日垞生掻が著しい制限を受けるか、又は日垞生掻に著しい制限を加えるこずを必芁ずする皋床のもの
厚幎什別衚第13玚身䜓の機胜に劎働が制限を受けるか、又は劎働に制限を加えるこずを必芁ずする皋床の障害を有するもの
呌吞噚疟患による障害の皋床は、自芚症状、他芚所芋、怜査成瞟胞郚線所芋、動脈血ガス分析倀等、䞀般状態、治療及び病状の経過、幎霢、合䜵症の有無及び皋床、具䜓的な日垞生掻状況等により総合的に認定するものずし、圓該疟病の認定の時期以埌少なくずも1幎以䞊の療逊を必芁ずするものであっお、長期にわたる安静を必芁ずする病状が、日垞生掻の甚を匁ずるこずを䞍胜ならしめる皋床のものを1玚に、日垞生掻が著しい制限を受けるか又は日垞生掻に著しい制限を加えるこずを必芁ずする皋床のものを2玚に、たた、劎働が制限を受けるか又は劎働に制限を加えるこずを必芁ずする皋床のものを3玚に該圓するものず認定するずされおいたす。
たた、呌吞噚疟患による障害の認定の察象は、そのほずんどが慢性呌吞䞍党によるものであり、特別な取扱いを芁する呌吞噚疟患ずしお肺結栞・じん肺・気管支喘息があげられたす。


認定芁領

呌吞噚疟患は、肺結栞、 じん肺及び呌吞䞍党に区分されおいたす。


肺結栞

障害認定の方法

肺結栞による障害の皋床は、病状刀定及び機胜刀定により認定されたす。


障害の評䟡

肺結栞の病状による障害の皋床は、 自芚症状、他芚所芋、怜査成瞟胞郚x線所芋、動脈血ガス分析倀等、排菌状態喀痰等の塗抹、培逊怜査等、䞀般状態、治療及び病状の経過、幎霢、合䜵症の有無及び皋床、具䜓的な日垞生掻状況等により総合的に認定されたす。


各等玚に盞圓するず認められるものの䞀郚䟋瀺

病状刀定により各等玚に盞圓するず認められるものを䞀郚䟋瀺するず次のずおりです。
障害の皋床障害の状態
1玚認定の時期6月以内に垞時排菌があり、胞郚線所芋が日本結栞病孊䌚以䞋「孊䌚分類」ずいう。のⅠ型広汎空掞型又はⅡ型非広汎空掞型、Ⅲ型䞍安定非空掞型で病巣の拡がりが3倧であるもので、か぀、長期にわたる高床の安静ず垞時の介護を必芁ずするもの
2箚 1 認定の時期前6月以内に排菌がなく、孊䌚分類のⅠ型若しくはⅡ型又はⅢ型で病巣の拡がりが3倧であるもので、か぀、日垞生掻が著しい制跟を受けるか又は日垞生掻に著しい制限を加えるこずを必芁ずするもの
2 認定の時期前6月以内に排菌があり、孊䌚分類のⅢ型で病巣の拡がりが小又は2䞭であるもので、か぀、日垞生掻が著しい制限を受けるか又は日垞生掻に著しい制限を加えるこずを必芁ずするもの
3箚 1 認定の時期前6月以内に排菌がなく、孊䌚分類のⅠ型若しくはⅡ型又はⅢ型で、積極的な抗結栞薬による化孊療法を斜行しおいるもので、か぀、劎働が制限を受けるか又は劎働に制限を加えるこずを必芁ずするもの
2 認定の時期前6月以内に排菌があり、孊䌚分類Ⅳ型であるもので、か぀、劎働が制限を受けるか又は劎働に制限を加えるこずを必芁ずするもの

他の疟病が合䜵しおいる堎合

肺結栞に他の結栞又は他の疟病が合䜵しおいる堎合は、その合䜵症の軜重、治療法、埓来の経過等を勘案した䞊、具䜓的な日垞生掻状況等を考慮するずずもに、障害の皋床及び認定基準を螏たえお、総合的に認定されたす。


機胜刀定

肺結栞及び肺結栞埌遣症の機胜刀定による障害の皋床は、䞋蚘、呌吞䞍党の認定芁領によっお認定されたす。


胞郭倉圢の取り扱い

加療による胞郭倉圢は、それ自䜓は認定の察象ずなりたせんが、肩関節の運動障害を䌎う堎合には、「䞊肢の障害」ずしお、その皋床に応じお䜵合認定の取扱いを行いたす。


化孊療法を斜行しおいるもの

「抗結栞剀による化孊療法を斜行しおいるもの 」 ずは、少なくずも2剀以䞊の抗結栞剀により、積極的な化孊療法を斜行しおいるものをいいたす。




じん肺

障害の認定

じん肺による障害の皋床は、病状刀定及び機胜刀定により認定されたす。


障害の評䟡

じん肺の病状による障害の皋床は、胞郚線所芋、呌吞䞍党の皋床、合䜵症の有無及び皋床、 具䜓的な日垞生掻状況等により総合的に認定されたす。


各等玚に盞圓するず認められるものの䞀郚䟋瀺

病状刀定により各等玚に盞圓するず認められるものを䞀郚䟋瀺するず次のずおりです。
障害の皋床障害の状態
1玚胞郚x線所芋がじん肺法の分類の第4型であり、倧陰圱の倧きさが1偎の肺野の1/3以䞊のもので、か぀、長期にわたる高床の安静ず垞時の介護を必芁ずするもの
2玚胞郚x線所芋がじん肺法の分類の第4型であり、倧陰圱の倧きさが1偎の肺野の1/3以䞊のもので、か぀、日垞生掻が著しい制限を受けるか又は日垞生掻に著しい制跟を加えるこずを必芁ずするもの
3玚胞郚x線所芋がじん肺法の分類の第3型のもので、か぀、劎働が制限を受けるか又は劎働に制限を加えるこずを必芁ずするもの
 

機胜刀定

じん肺の機胜刀定による障害の皋床は、䞋蚘、 呌吞䞍党の認定芁領によっお認定されたす。




呌吞䞍党

呌吞䞍党ずは

呌吞䞍党ずは、原因のいかんを問わず、動脈血ガス分析倀、特に動脈血O2分圧、動脈血CO2分圧が異垞で、そのために生䜓が正垞な機胜を営み埗なくなった状態をいいたす。
認定の察象ずなる病態は、䞻に慢性呌吞䞍党です。
慢性呌吞䞍党を生じる疟患は、閉塞性換気障害肺気腫、気管支喘息、慢性気管支炎等、拘束性換気障害間質性肺炎、肺結栞埌遺症、 じん肺等、心血管系異垞、神経・筋疟患、䞭枢神経系異垞等倚岐にわたり、肺疟患のみが察象疟患ではありたせん。


呌吞䞍党の症状

呌吞䞍党の䞻芁症状ずしおは、咳、痰、喘鳎、胞痛、劎䜜時の息切れ等の自芚症状、チアノヌれ、呌吞促迫、䜎酞玠血症等の他芚所芋がありたす。


怜査

怜査成瞟ずしおは、動脈血ガス分析倀、予枬肺掻量1秒率及び必芁に応じお行う運動負荷肺機胜怜査等がありたす。


動脈血ガス分析倀及び予枬肺掻量1秒率の異垞の皋床

動脈血ガス分析倀の枬定は、安静時に行うものずされおいたす。

A衚 動脈血ガス分析倀
区分怜査項目単䜍軜床異垞䞭等床異垞高床異垞
1動脈血O2 分圧Torr7061605655以䞋
2動脈血CO2分圧Torr4650515960以䞊
泚 病状刀定に際しおは、 動脈血O2分圧倀を重芖する。

B衚 予枬肺掻量1秒率
怜査項目単䜍軜床異垞䞭等床異垞高床異垞
 予枬肺掻量1秒率4031302120以䞋

䞀般状態区分衚

呌吞䞍党による障害の皋床を䞀般状態区分衚で瀺すず次のずおりです。
区分䞀般状態
 ア無症状で瀟䌚掻動ができ、制限をうけるこずなく、発病前ず同等にふるたえるもの
 む軜床の症状があり、肉䜓劎働は制限を受けるが、歩行、軜劎働や座業はできるもの 䟋えば、軜い家事、事務など
 り歩行や身のたわりのこずはできるが、時に少し介助が必芁なこずもあり、軜劎働はできないが、日䞭の50以䞊は起居しおいるもの
 ゚身のたわりのある皋床のこずはできるが、しばしば介助が必芁で、日䞭の50以䞊は就床しおおり、自力では屋倖ぞの倖出等がほが䞍可胜ずなったもの
 オ身のたわりのこずもできず、垞に介助を必芁ずし、終日就床を匷いられ、掻動の範囲がおおむねベッド呚蟺に限られるもの

各等玚に盞圓するず認められるものを䞀郚䟋瀺

呌吞䞍党による各等玚に盞圓するず認められるものを䞀郚䟋瀺するず次のずおりです。
障害の皋床障害の状態
 1玚 前蚘「動脈血ガス分析倀及び予枬肺掻量1秒率の異垞の皋床」のA衚及びB衚の怜査成瞟が高床異垞を瀺すもので、か぀、䞀般状態区分衚のオに該圓するもの
 2玚前蚘「動脈血ガス分析倀及び予枬肺掻量1秒率の異垞の皋床」のA衚及びB衚の怜査成瞟が䞭等床異垞を瀺すもので、か぀、䞀般状態区分衚の゚又はりに該圓するもの
 3玚前蚘「動脈血ガス分析倀及び予枬肺掻量1秒率の異垞の皋床」のA衚及びB衚の怜査成瞟が軜床異垞を瀺すもので、か぀、䞀般状態区分衚のり又はむに該圓するもの
なお、呌吞䞍党の障害の皋床の刀定はA衚の動脈血ガス分析倀を優先したすが、その他の怜査成瞟等も参考ずし、認定時の具䜓的な日垞生掻状況等を把握しお、総合的に認定するずされおいたす。


慢性気管支喘息に぀いお

慢性気管支喘息に぀いおは、症状が安定しおいる時期においおの症状の皋床、䜿甚する薬剀、酞玠療法の有無、怜査所芋、具䜓的な日垞生掻状況等を把握しお、総合的に認定するこずずし、各等玚に盞圓するず認められるものを䞀郚䟋瀺するず次のずおりです。
障害の皋床障害の状態
 1玚最倧限の薬物療法を行っおも発䜜匷床が倧発䜜ずなり、無症状の期間がなく䞀般状態区分衚のオに該圓する堎合であっお、予枬肺掻量1秒率が高床異垞枬定䞍胜を含む、か぀、動脈血ガス分析倀が高床異垞で垞に圚宅酞玠療法を必芁ずするもの
 2玚呌吞困難を垞に認める。垞時ずは限らないが、酞玠療法を必芁ずし、䞀般状態区分衚の゚又はりに該圓する堎合であっお、プレドニゟロンに換算しお1日10盞圓以䞊の連甚、又は5盞圓以䞊の連甚ず吞入ステロむド高甚量の連甚を必芁ずするもの
 3玚 喘鳎や呌吞困難を週1回以䞊認める。非継続的なステロむド薬の䜿甚を必芁ずする堎合があり、䞀般状態区分衚のり又はむに該圓する堎合であっお、吞入ステロむド䞭甚量以䞊及び長期管理薬を远加薬ずしお2剀以䞊の連甚を必芁ずし、か぀、短時間䜜甚性吞入β2刺激薬頓甚を少なくずも週に1回以䞊必芁ずするもの
泚1䞊蚘衚䞭の症状は、的確な喘息治療を行い、なおも、その症状を瀺すものであるこず。たた、党囜的に芋お、喘息の治療が必ずしも専門医呌吞噚内科等が行っおいるずは限らず、たた、必ずしも「喘息予防・管理ガむドラむン2009JGL2009」に基づく治療を受けおいるずは限らないこずに留意が必芁です。

泚2喘息は疟患の性質䞊、肺機胜や血液ガスだけで重症床を匁別するこずには無理がありたす。このため臚床症状、治療内容を含めお総合的に刀定する必芁がありたす。

泚3「喘息肺気腫COPD」あるいは「喘息肺線維症」に぀いおは、呌吞䞍党の基準で認定されたす。


圚宅酞玠療法

圚宅酞玠療法を斜行䞭のものに぀いおは、 原則ずしお次により取り扱われたす。

ア  垞時24時間の圚宅酞玠療法を斜行䞭のもので、か぀、軜易な劎働以倖の劎働に垞に支障がある皋床のものは3玚ず認定されたす。
なお、臚床症状、怜査成瞟及び具䜓的な日垞生掻状況等によっおは、 さらに䞊䜍等玚に認定されたす。

ã‚€  障害の皋床を認定する時期は、圚宅酞玠療法を開始した日初蚺日から起算しお1幎6月を超える堎合を陀く。ずしたす。


原発性肺高血圧症や慢性肺血栓塞栓症等の肺血管疟患に぀いお

原発性肺高血圧症や慢性肺血栓塞栓症等の肺血管疟患に぀いおは、前蚘「動脈血ガス分析倀及び予枬肺掻量1秒率の異垞の皋床」のA衚及び認定時の具䜓的な日垞生掻状況等によっお、総合的に認定されたす。


肺性心に぀いお

慢性肺疟患により非代償性の肺性心を生じおいるものは3玚ず認定されたす。
なお、治療及び病状の経過、怜査成瞟、具䜓的な日垞生掻状況等によっおは、 さらに䞊䜍等玚に認定されたす。


慢性肺疟患に぀いお

慢性肺疟患では、それぞれ個人の順応や代償ずいう珟象があり、たた他方では、倚臓噚䞍党の病状も呈しおくるこずから、呌吞機胜怜査成瞟が、必ずしも障害の皋床を瀺すものずは蚀えたせん。


術埌の呌吞䞍党に぀いお

肺疟患に眹患し手術を行い、その埌、呌吞䞍党を生じたものは、肺手術ず呌吞䞍党発生たでの期問が長いものであっおも、盞圓因果関係があるものず認められたす。