もくじ

手続を代行した結果・概要

  • 疾患名:B型肝炎(肝硬変)、肝臓がん
  • 性別・年齢:男性 54歳
  • 住所地:北海道札幌市
  • 障害の状態:倦怠感他
  • 決定等級:障害厚生年金2級

B型肝炎(肝硬変)、肝臓がんの発症から障害年金申請までの経緯

37歳時、胃潰瘍のため受診した病院の血液検査において、B型慢性肝炎であることが判明した。4年後、口渇、体重減少等の症状が出現したため、再度、同院を受診したところ、糖尿病及び肝硬変と診断され、投薬治療を開始した。治療を開始して7年が経過した頃から、糖尿病コントロール不良のため、血小板の減少が始まり、さらにその2年後には、腹水が著明となったため、利尿剤の投与も開始した。その1年後、急性胆のう炎が発症し、他院への紹介を受け、転院し、入院となった。この時の主治医には「肝不全がかなり進行しており、高アンモニア血症の状態である」と言われている。上記の入院から2年半が経った頃、肝硬変から肝臓がんになっていることが判明したが、腫瘍が大き過ぎる、肝臓の予備機能が低下している等の理由により、摘出手術を行うことが出来なかったため、入退院を繰り返しながら療養していくこととした。その他、退院の半年後に脳内出血を起こし、この際の後遺症として、現在も右半身に麻痺が残っている。


請求手続き・学んだこと

20年前に発症したB型肝炎が進行した肝硬変の事例で、肝臓がんに伸展してから障害年金の申請となりました。手続きとしては、B型肝炎初診の病院に13年間受診しており、カルテがあったことから受診状況等証明書を入手することができました。病状の経過上、事後重症請求となった事例ですが、障害厚生年金2級の決定が出され、請求人様の障害状態を反映した決定となり、請求人様ともども結果に満足した事例です。