もくじ

手続を代行した結果・概要

  • 疾患名:糖尿病性壊疽(左足)
  • 性別・年齢:男性 42歳
  • 住所地:北海道札幌市
  • 障害の状態:左下腿切断、左右手感覚麻痺
  • 決定等級:障害共済年金2級

糖尿病の発症から年金申請までの経緯

14年前に、職場の健康診断の尿検査で糖がでていることを指摘されていたが、体調に異常がなく、食生活の自己管理をしていた。10年前に家族の強い勧めで病院で検査を受け、糖尿病と診断された。しかし、自己管理で治すことを考えて、この際の病院受診は2回で終了した。その後10年間、まったく病院を受診することなく、普通に過ごしていた。今年に入り、左足に靴擦れができて、軟膏を塗ってみるが改善せず、しだいに悪化し、腫れて靴が履けないようになってしまい、皮膚科を受診した。皮膚科では糖尿病による壊疽と診断され、総合病院を紹介される。総合病院を受診すると、すぐに手術が必要との説明を受け、左下腿を切断した。傷跡の治癒まで3か月かかり、退院となる。仮義足を作成したが、左足の切断部分に細菌が感染し再度入院となり、感染症は治ったものの、義足の接着面に傷ができ、義足をつけることができない状態である。

この度の障害年金の手続については、ご本人様より弊事務所へご連絡を頂き、申請を代行することとなりました。

申請手続きの感想・学んだこと

初診から14年という期間での申請となりました。初診の証明の入手にたいへん苦労した事例でしたが、診断書を作成していただき、病歴・就労状況等申立書を作成して、どうにか裁定請求を完了させました。
障害共済年金2級と決定されましたが、糖尿病の怖さを思い知る事例でありました。