手続を代行した結果・概要

  • 疾患名:脊髄小脳変性症
  • 性別・年齢:男性 63歳
  • 住所地:北海道日高地方
  • 障害の状態:両下肢痙性、痙性歩行、上肢の小脳性運動失調
  • 決定等級:障害厚生年金3級

脊髄小脳変性症の発症から障害年金申請までの経緯

54歳頃から、歩く速度が遅くなったことや、時々つまずくことが多くなり始めていたが、日常生活に支障を来すほどではなかったため、特に受診はせず、放置していた。その後、上記の症状が年々顕著に現れるようになり、4年が経過した頃には足が上がらなくなり、摺り足のような歩き方になってしまった。また、長距離を歩くと非常に足がだるくなったり、足に違和感や不快感が強く現れるようになり、下肢の冷えも気になったため、かかりつけの内科を受診し、札幌の神経内科を紹介してもらった。紹介状を持参して診察を受けた病院で検査入院をし、レントゲン、CT、MRI等、さまざまな検査を受けた結果「脊髄小脳変性症」と診断され、この病気には具体的な治療法は無く、確実に進行していくものである、との説明を受けた。

特定疾患の申請を行い、年に数回、定期的な経過観察を受けながら2年程を過ごしたが、症状は何ら快方に向かわず、今後の治療方針等についての医師からの説明も不明瞭であったため、転院することにした。次に受診した神経内科では、頭部MRIを撮影した結果、小脳の萎縮が認められ、関節が固定されたように動かなくなってきており、一層歩行が難しくなっている、との診断を受け、リハビリ入院をすることとなった。約1ヶ月の入院期間中に、ヒルトニン注射やエペリゾンの投与、リハビリを受け、多少改善は見られたが、進行性で完治することのない病気であるため、出来る事は、定期的に検査を受け、処方された薬を飲み、出来るだけ病気の進行を遅らせて現在の状態を少しでも長く維持していくことである。

以前、当事務所にて障害年金の申請を代行させていただいたご請求者様の姪御様よりご紹介をいただき、受任した案件である。


請求手続き・学んだこと

脊髄小脳変性症の事例ですが、初診から5年程度受診しての障害年金請求でした。病気の進行が速いことから、障害認定日請求を行うことで方針を立て、準備を進めていきました。障害認定日の頃に受診していた病院と現在の病院が同じ病院でしたので、認定日分と現在分の2通の診断書の作成依頼を行いました。

病歴・就労状況等申立書を作成して提出したところ、障害認定日にさかのぼって、障害厚生年金3級と認定されました。